今年もヘモ教会では、バザーが催される。地域住民との交流が主な目的で、やきそ ばやたこ焼、ヨーヨー釣り、持ち寄られた献品の販売、ミニコンサートなどが行われ る。毎年たくさんのクリスチャン、その家族・友人、地域住民が訪れる。 その青年は、物品の販売部門を担当していた。献品された物を並べて、良心的な値 段をつけていくのだが、開けた箱の中から困った物が出てきてしまった。なんと、金 色の観音像ではないか。やや年季が入って、所々色が剥げている。 青年は困った。観音像を教会で売るわけにもいかないし、かといって善意で献品さ れた物を捨ててしまうのも気が引ける。考え抜いた挙句、一つのアイデアを思いつい た。青年は観音像にノートの切れ端を貼りつけた。そこには赤文字で「鑑賞用」と書 かれていた。
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